2025/03/12
家庭やオフィスで防音壁の施工を検討しているものの、防音壁の効果や費用相場が分からないとお悩みの方もいるはずです。
防音壁の施工前に、防音壁の効果や施工にかかる費用・流れを把握しておくとスムーズに工事の発注ができます。
そこで当記事では、防音壁の機能や施工する際の費用・流れ、防音壁を自身で設置する際のおすすめアイテムを解説します。
目次
防音壁の機能とは
防音壁は、音の透過を防ぐ「遮音」と、室内の音響を整える「吸音・拡散」の機能があります。
遮音は壁内部の建材で行われ、吸音・拡散は壁の表面材が担います。
「遮音」と「吸音・拡散」を適切に組み合わせることで、音漏れを防ぎつつ快適な音響空間の実現が可能です。
防音壁材には仕上げ材としての音響壁材や下地に使用する遮音壁材、後付け可能な吸音パネルなどがあり、用途や目的に応じて選択するのがおすすめです。
壁に伝わる音の種類
壁に伝わる音は、大きく分けて「空気音」と「固体音」の2種類があります。
空気音は人の話し声やテレビの音のように空気を介して伝わる音で、壁を通過する際に次第に小さくなりますが、壁の遮音性が低いと漏れやすくなります。
一方、固体音は壁や床を直接振動させて伝わる音です。
足音やドアの開閉音などが該当し、木造建築では固体音が響きやすい傾向があります。
防音壁に求められる性能
防音壁に求められる性能は、遮音性能と吸音性能の2つです。
遮音性能は音の透過を防ぐ能力を指し、壁の密度や厚みによって性能が向上する傾向にあります。
特にコンクリートや鉛シートなど重量のある素材は高い遮音効果を持ちます。
一方、吸音性能は壁に当たった音を吸収し、反響を抑える機能です。
グラスウールや多孔質の素材は吸音の性能が高く防音効果も高いため、室内の音環境を快適に整えられます。
防音壁を施工する際の費用
壁の一般的な防音工事の費用相場は約20~30万円で、壁の内部に防音材を入れる方法が取り入れられています。
また、換気口を防音仕様に交換する場合は2~5万円程度かかります。
さらに、高度な防音を求める場合は防音室へのリフォームが必要です。
防音室にリフォームする場合は、150~500万円かかることがあります。
防音壁を施工する際の流れ
防音壁を施工する際の流れの一例は以下のとおりです。
- 防音窓などへの切り替え
- 床材の張替え
- ユニット型の防音室を設置する
- 部屋を防音室にする
- 防音室のDIY
それぞれ解説します。
また、防音工事全体の流れが気になる方は、以下の記事も読んでみてください。
なぜ防音壁を設置する必要があるかを確認する
防音壁を設置する前に、まずは必要性を明確にしておきましょう。
近年では、住宅密集地やマンションでの生活音が騒音トラブルの原因となることが増えているため、楽器の演奏やホームシアターの利用時は注意が必要です。
外部からの騒音対策としても防音壁は効果的で、道路交通音や近隣の生活音を軽減する目的で設置されることもあります。
防音壁の設置を検討する際にはどのような音を防ぎたいのかを明確にし、その目的に適した防音対策を行いましょう。
防音壁を設置する部屋の大きさを確認する
防音壁を設置する必要性を押さえた後は、防音壁を設置する部屋の大きさを正確に把握しておきましょう。
部屋の広さや天井の高さによって防音材の種類や必要な施工範囲が変わるため、正しい情報をチェックしておく必要があります。
また、音の響き方は空間のサイズによって異なるため、防音だけでなく吸音のバランスも意識しましょう。
業者を選定する
防音壁を設置する部屋の大きさを確認した後は、適切な業者の選定を行いましょう。
防音工事は専門的な知識と技術を要するため、豊富な施工実績を持ち、過去の事例を公開している業者を選ぶのがポイントです。
また、現地調査をしっかり行い、建物の構造や周辺環境を考慮した防音対策を提案できるかも判断基準となります。
相見積もりを取る
業者を選定したら、複数の業者から相見積もりを取りましょう。
防音工事の費用は施工内容や使用する材料によって異なるため、複数の業者を比較することで適正価格を把握できます。
また、見積もりの際には防音性能や施工方法の詳細を確認し、業者ごとの提案内容を比較するのがポイントです。
契約書を取り交わし、施工を依頼する
相見積もりを比較し業者を決定したら、契約書を取り交わして正式に施工を依頼します。
契約書には施工範囲や使用する防音材の種類、工期、費用、保証内容などが明記されているため、細かい部分まで確認しましょう。
また、追加費用が発生する条件やキャンセル時の対応についても確認し、不明点があれば事前に業者へ相談するのがおすすめです。
防音壁を自身で設置する際のおすすめアイテム
防音壁を自身で設置する際のおすすめアイテムの一例は以下の3つです。
- ワンタッチ防音壁
- ホワイトキューオン
- フェルトボード
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ワンタッチ防音壁
手軽に防音壁を設置したい場合は、ワンタッチ防音壁がおすすめです。
ワンタッチ防音壁は、高密度のグラスウールで遮音シートを挟み込んだ構造なのが特徴で、約15~20dBの騒音を軽減できます。
部屋のサイズに合わせたオーダーカットが可能で、つっぱりポールを使えば壁に穴を開けることなく設置できるため、賃貸住宅でも設置しやすいのがメリットです。
ホワイトキューオン
エコ素材を活用したホワイトキューオンは、防音壁を設置する際におすすめのアイテムです。
ホワイトキューオンはペットボトルを再利用したエコマーク認定素材で、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを含まないため、安心して使用できます。
厚みが数種類あり、壁のスペースに応じた選択が可能です。
優れた吸音効果を発揮し、楽器演奏時の音の反響を軽減するのにも適しています。
フェルトボード
防音対策とインテリア性を兼ね備えたフェルトボードは、手軽に利用できる防音壁のアイテムとしておすすめです。
ボードは繊維を圧縮して作られているため高い吸音効果を発揮し、音の反響を抑えることで室内の音環境を整えてくれます。
カラーバリエーションも豊富で、部屋のデザインに合わせて選べる点も魅力です。
さらに断熱効果もあるため、室温管理がしやすくなるのがメリットです。
防音壁の施工まとめ
今回の記事では防音壁の施工をまとめて解説しました。
防音壁の施工前には、防音壁の機能や施工にかかる費用・流れを押さえておきましょう。
また、防音壁を自身で設置する際にはおすすめアイテムがありますが、どのアイテムが自室に合うのか判断が難しいケースがあります。
防音壁の施工を行いたい場合は、プロの防音工事業者に相談してみてはいかがでしょうか。
→株式会社BRG防音へ問い合わせる