2025/01/13
防音室のレンタル・製作を行いたいが、費用相場はどれくらいなのだろう、と気になっている方もいるのではないでしょうか。
希望する大きさによって、防音室のレンタル・製作費用相場は異なります。
そこで、当記事では防音室をレンタルした場合の費用相場などを解説します。
目次
防音室をレンタルした場合の費用相場
防音室をレンタルした場合の費用相場は次のとおりです。
- 大きさ別の費用相場について
- 月契約と時間契約の費用の違い
それぞれ解説します。
大きさ別の費用相場について
防音室の費用は大きさにより異なります。
例えば、1.2畳程度の防音室では月額14,500円が一般的ですが、0.8畳や2.0畳だと10,000円前後から15,000円を超える場合もあります。
広さが増すほど料金も上昇しますが、使用目的や機材の配置スペースを考慮し、適切なサイズを選びましょう。
特に楽器練習用では1.5畳程度が選ばれることが多いですが、大人数や生ドラムなど特定の用途ではさらに大きなサイズが必要です。
防音室のレンタル方法については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は見てみてください。
月契約と時間契約の費用の違い
防音室のレンタルでは、月契約と時間契約のプランが選べます。
月契約は1ヶ月単位で継続利用する形態で、時間契約は短期間の利用に際して料金が発生する仕組みです。
長期利用では月契約の方が割安ですが、短期集中利用には時間契約が便利です。
防音室をレンタルする際は、利用頻度や目的に応じてコストパフォーマンスを踏まえた上で検討しましょう。
月契約の場合
月契約の場合、平均的な月額は10,000円~15,000円程度です。
例えば、1.2畳の防音室だとヤマハの音レントでは月額14,500円が一般的で、契約期間は最低でも6ヶ月以上が求められることが多いです。
また、長期利用者には月額料金が割引される場合もあり、コストを抑えられます。
さらに、契約中に購入へ切り替えられるオプションが選択できるレンタル防音室もあります。
時間契約の場合
時間契約の場合、1時間あたりの料金は約2,000円から5,000円程度が相場です。
1日単位の契約も可能な場合があり、時間契約は短時間の利用に適しているため音楽や録音の集中練習時に便利です。
ただし、長期的な利用では割高になる可能性があるため、使用する頻度が高い場合は月契約の方がコストパフォーマンスが高いと言えます。
防音室の製作をした場合の費用相場
防音室の製作をした場合の費用相場は次のとおりです。
- ピアノ用などの防音室を製作した場合の費用
- 生ドラム用などの防音室を製作した場合の費用
詳しく解説します。
防音室の製作をした場合の費用相場は以下のページにもまとめているので確認してみてください。
ピアノ用などの防音室を製作した場合の費用
ピアノ用防音室の製作費用は、約250万〜360万円が相場です。
グランドピアノやアップライトピアノなどの演奏に適した防音性能を確保するためには、どうしてもある程度の費用が必要です。
遮音性を高めるため、壁や床に専用の吸音材や遮音材を使用し、振動を防ぐ工夫を行っています。
特に、住宅街で近隣への音漏れを防ぐことを重視した設計が必要になります。
生ドラム用などの防音室を製作した場合の費用
生ドラム用防音室の製作費用は、約350万〜460万円とピアノ用防音室よりもさらに高額になる傾向があります。
ドラムの音は低音域から高音域まで幅広く、振動も強いため、高い遮音性能が必要です。
壁や床だけでなく、天井にも防振材を使用することで、音漏れを防げます。
また、ドラムの大きな振動を吸収するために、フローティング構造を採用する場合もあります。
防音室の費用相場によくある質問
防音室の費用相場によくある質問の一例は次のとおりです。
- 防音室の平均費用を教えてください
- 防音室の製作期間を教えてください
簡潔に回答します。
防音室の平均費用を教えてください
防音室の平均費用は4畳で250万〜460万円が一般的です。
グランドピアノ用では約250万円から、ドラム用では565万円以上のケースもあります。
費用には、防音材や吸音材の施工、ドアや窓の遮音処理、空調設備の設置が含まれています。
また、新築時に防音室を組み込むとコストが抑えられる場合があるため覚えておきましょう。
一方、既存の部屋を改装する場合は遮音補強や機材設置の費用が加算されるため、さらに予算を考慮する必要があります。
防音室の製作期間を教えてください
防音室の製作期間は、規模や仕様に応じて1〜2ヶ月程度が一般的です。
例えば、既存の部屋を改装する場合は、設計から施工まで約1ヶ月、新築に組み込む場合は家全体の工期と並行するため2ヶ月以上かかることがあります。
工事には専門的な施工技術が必要で、壁・床・天井の遮音処理や空調設備の導入、さらに遮音性能の検査などが含まれます。
施工期間を短縮するには事前の計画と十分な準備がポイントです。
防音室相場まとめ
今回の記事では防音室のレンタル・製作費用相場をまとめて解説しました。
防音室のレンタル・製作費用相場は大きさによって差があります。
希望する防音室をレンタルしたり作りたい場合は、プロの防音工事業者に相談してみてはいかがでしょうか。
→株式会社BRG防音へ問い合わせる