2024/07/02
ドラム防音室を自作してみたいが、どのような防音対策をすればいいのだろうか、と悩んでいる方も多いはずです。
ドラムの力は非常に大きく、音漏れを対策するには入念な準備が必要です。
当記事では、ドラム防音室を自作する方法をお伝えしながら、プロに製作を依頼したほうが結果的にメリットが大きい点も併せて解説します。
目次
ドラム防音室を自作する方法
ドラム防音室を自作する方法の一例は以下のとおりです。
- ドラムの騒音(音の力)を知る
- 床の対策をする
- 窓やドアの対策をする
- 壁の対策をする
それぞれを解説します。
ドラムの騒音(音の力)を知る
ドラム防音室を自作する場合には、音の力をどれほど低下させなければならないかを知るためにドラムの騒音のレベルから確認しましょう。
ドラムにはいくつかの種類があり、一例をお伝えすると以下のとおりです。
- 電子ドラム:叩いた箇所と力の強さでスピーカーやヘッドフォンから音が流れる楽器(70〜90デシベル程度の騒音)
- 生ドラム:打楽器が複合した楽器(100デシベル以上の騒音)
どちらのドラムであっても、人が「うるさい」とストレスを感じる騒音レベルです。
床の対策をする
ドラムの騒音には床に伝わる衝撃音があり、何の対策もしないままだと下の階に騒音が伝わってしまうため、防音マットなどで対策をする必要があります。
マンションなどの集合住宅の場合、下の階への騒音は苦情になってしまうため注意してください。
シンバルなどの高い音、バスドラムなどの低い音両方への対策が必要です。
窓やドアの対策をする
日本の住宅の場合、二重窓や隙間のないドアといった構造を採用している住宅が少ないため、ドラムを叩く際の音が窓やドアから伝わってしまい騒音になる可能性が高いです。
窓やドアから伝わる音への対策は、防音カーテンを窓に取り付けたり、ドアの隙間にクッションテープを貼るといったことが考えられます。
壁の対策をする
壁から音の力が外に漏れ出さないように対策することも必要です。
壁の断熱材に防音性能が高い材質のものを活用したり、遮音シートを活用したりすることなどが考えられます。
これらの対策をすることで、防音性能の高い部屋をDIYすることは可能ですが、プロの目線からテストがなされた訳ではないため、完全に音漏れや騒音による苦情を回避できないという点に注意しましょう。
ドラム防音室を自作する際の注意点
ドラム防音室を自作する際の注意点の一例を示すと以下のとおりです。
- 自作では防音対策がほとんどできない
- ドラム防音室は自作よりもプロに任せたほうがいい
- 近隣からのクレームで住みづらくなることも
自作によって費用を安く抑えられますが、それを上回るリスクがある点に注意しましょう。
それぞれ解説します。
自作では防音対策がほとんどできない
自作では防音対策がほとんどできない点に注意してください。
昨今では防音性能が高いアイテムが揃ってきているものの、プロ目線での材質選びができなかったり、事業者でしか扱えないアイテムも多数あったりします。
仮に素人目線で「この部屋に防音室を作ろう」と考えても、部屋の構造が防音室に向いていないということもあります。
ドラム防音室は自作よりもプロに任せたほうがいい
特にドラムは音の力が強い楽器なので、自作で防音室を作るよりもプロに任せることをおすすめします。
ドラムの音の力は最大でジェット機と同等のレベルになり、集合住宅の一室で簡単な防音対策をするだけでは音漏れを防ぐことは不可能だとイメージしやすいはずです。
そのため、他の楽器であれば自作で対応できる可能性はあるものの、ドラム防音室に関して、BRG防音(当社)ではプロの事業者に製作を依頼することをおすすめします。
近隣からのクレームで住みづらくなることも
もし仮にドラム防音室を自作し、近隣からのクレームが来て住みづらくなったとしたら、転居を余儀なくされるでしょう。
一軒家を購入している場合、自宅を手放さなければならない可能性も捨てきれないため、自作するリスクのほうが高い点には留意してください。
ドラム防音室を自作する際によくある質問
ドラム防音室を自作する際によくある質問の一例は次のとおりです。
- 防音室を作るのにいくらかかりますか?
- 遮音シートだけで防音効果はありますか?
- 防音室は何でできていますか?
簡潔に回答します。
防音室を作るのにいくらかかりますか?
防音室を製作する際には6畳の部屋に施工する場合、390万円程度からになります。
状況によって見積もりが異なる場合が多いので、詳しくは以下の記事を見てみてください。
【ドラム防音室の価格・費用を確認する】新規記事内部リンク
遮音シートだけで防音効果はありますか?
遮音シートだけでも防音効果はあります。
しかし、完全な防音を達成するためには、部屋の各箇所にも防音対策を施さなければならない点に注意してください。
防音室は何でできていますか?
防音室は吸音材と遮音材で構成されています。
もちろん人が中で演奏するため、快適に過ごせるよう設計もされています。
ドラム防音室自作まとめ
今回の記事ではドラム防音室を自作する方法をまとめました。
ドラム防音室を自作するには、様々な箇所への防音対策を行わなければなりません。
DIY用のアイテムも昨今では多数販売されていますが、ドラムの音の力は楽器の中でも非常に大きいのでプロ目線の設計が必要です。
もし、自身に合った防音室を設計したい場合には、以下のページから問い合わせをしてみてください。
→株式会社BRG防音へ問い合わせる