防音工事に活用できる補助金・助成金について

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防音工事をしたいが補助金や助成金は使えないか気になっている、という方も多いはずです。

防音工事にも国からの支援金が活用できれば、工事費用を少なくできます。

当記事では防音工事に対して補助金や助成金が活用できるかから順番に解説します。

防音工事に活用できる補助金・助成金

防音工事に活用できる補助金・助成金
防音工事に活用できる補助金や助成金には以下があります。


  • 住宅防音工事の助成制度
  • その他の防音工事に活用できる補助金

それぞれを解説します。


Note:補助金は申請が許可されればもらえる資金であり、助成金は受給資格を満たすとほぼ確実にもらえる資金です。

住宅防音工事の助成制度

住宅防音工事の助成制度にはいくつかの種類があり、次のとおりです。


  • 空港周辺に住んでいる場合への助成
  • 自衛隊や在日米軍の飛行場付近に住んでいる場合の助成
  • 幹線道路周辺に住んでいる場合の助成

これらに該当する場合には防衛省からの助成金を受け取れる可能性が高まります。

その他の防音工事に活用できる補助金

防音工事に活用できる補助金で国から支給されるものは基本的にありません。

個人住宅のリフォーム時に補助金を支給される事例は多数ありますが、防音工事に関する補助金事例はありませんでした。

ただ、自治体によっては防音に対する補助金や助成金を出しているかもしれないので、自身が住んでいる市役所などに問い合わせしてみると良いでしょう。

しかし、防音工事はリフォームに必須の条件ではないため、補助金や助成金になっている事例はほとんどありません。


防音工事に活用できる補助金の概要

防音工事に活用できる補助金の概要
防音工事の補助金・助成金制度ですぐに活用できるものは、先ほどお伝えした次のものです。


  • 空港周辺に住んでいる場合
  • 自衛隊や在日米軍の飛行場に住んでいる場合
  • 幹線道路周辺に住んでいる場合

防音工事の中でも家の外からの音を遮音・吸音し、生活を支えるための工事に該当します。

上記3つの条件のいずれかが揃っている方は政府からの助成金が期待できるため、以下の概要を確認しましょう。

空港周辺に住んでいる場合

特定の空港周辺で第1種区域に住んでいる方向けに防衛省から防音工事の助成金が支給されます。

関西地区では大阪国際空港が指定される空港になっているため、周辺の方はまず第1種区域に居住しているかを確認しましょう。

対象住宅

大阪国際空港の第1種区域は次の市が指定されています。


  • 伊丹市
  • 川西市
  • 池田市
  • 豊中市
  • 大阪市淀川区

参考:大阪国際空港住宅の防音工事に係る費用助成の対象区域


1982年3月30日以降に建てられた住宅は助成対象にならない点に注意してください

これらの市・区の中でも条件に当てはまらない区域もあるため、大阪国際空港などの公式ページで確認してください。

補助金額

助成されることになり、国が定めた標準防音工事かつ標準額内の費用は直接事業者に支払われるため、住宅の居住者が支払う必要はありません。

ただ、防音工事後の空調機器などの更新工事の場合には、エアコンが3割負担、換気扇が5割負担になっています。

項目ごとに助成率が異なるため、事前に確認しておきましょう。

参考:空気調和機器更新工事助成の手続きについて

自衛隊や在日米軍の飛行場に住んでいる場合

自衛隊や在日米軍の航空機からの音を低減する防音工事に対しても助成金が支払われます。

空港と同様に飛行機のジェット音は近くで聞くと聴覚に異常をきたすほどの音なので、国から助成されると考えてください。

対象住宅

近畿中部防衛局では、小松飛行場近辺の住宅が防音工事での助成金を受け取れる地域として認定されています。

具体的な条件をお伝えすると次のとおりです。


  • 85WENCPNLの騒音が発生している住宅:対象期間令和5年12月22日まで
  • 85WEBCPNL以下の騒音が発生している住宅:対象期間昭和59年12月20日まで

参考:住宅防音工事のあらまし


WENCPNLとは音響強度である「db(デシベル)」や頻度、継続時間などの諸要素を加重平均した値であり、専門業者による測定が行われます。

上記の条件に当てはまっているかつ、近畿中部防衛局による現地調査で承認されると助成金が受け取れます。

補助金額

補助金額は原則「住宅防音工事標準仕方書」に記載されている工事を行えば、原則全額を助成してもらえます。

ただし、グレードアップ分などは自己負担になるため注意しましょう。

幹線道路周辺に住んでいる場合

幹線道路は高速道路や国道、都道府県道などを指し、全国各地にあります。

特に高速道路近辺ではバスやトラックといった車が何度も通るため、騒音を低減する必要があります。

そのため一定の条件をクリアすると、国から防音工事の助成金が受け取れます。

対象住宅

対象住宅は地域によって異なるため、東京都を例に紹介します。


  • 環状七号線・環状八号線・中原街道・笹目通り周辺の住宅
  • 夜間65db、昼間70db以上の居室がある

東京都建設局では上記の条件を満たすと補助金の対象になります。

補助金額

東京都を例にすると、審査した上で工事費用の4分の3が支給されます。

審査した上での金額のため、変更は不可能です。


防音工事の補助金まとめ

防音工事の補助金まとめ
今回の記事では防音工事の補助金・助成金を解説しました。

防音工事は国から認められた工事のみが助成されますが、ほとんどが道路や航空機関連です。

そのため、リフォームなどで助成金を得るのは難しいかもしれません。

もし、防音工事に迷いがあるのであれば、最適な答えを提示できるので、当社までお気軽にご相談ください。


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